スペイン・アンダルシア生まれの白ワイン、シェリーを愉しむ [教養・カルチャー]
先日東京ミッドタウンで開かれた、
シェリーテイスティングイベントに行ってきました。
日本でシェリーといえば、食前酒・食後酒としては
お馴染みだと思いますが、シェリーをメインのお酒と
して飲む人はまだまだ少ないかと思います。
(お酒好きな方は別だと思いますが・・・。)
今回会場でシェリーの解説をしていただいた、
ソムリエ阿部さんのお話によりますと
シェリーの原産地スペインのヘレスでは
ワイン感覚でシェリーが飲まれているとのこと。
「フィノ」という辛口でドライなタイプのシェリーであれば、
食前はもちろん食事の間、食後もずっとシェリーを
メインのお酒として楽しむようです。
シェリーはスペイン・アンダルシア地方南部にある
3つの町(ヘレス・デ・ラ・フロンテラ、サンルーカル・デ・バラメダ、
エル・プエルト・デ・サンタ・マリア)に囲まれた
三角地帯で作られた白ワインのことです。
シェリーとワインの違いとして、シェリーは白ワインの
発酵途中または発酵後にアルコールが加えられます。
また醸造・熟成方法がユニークであり、
普通の白ワインよりも長持ちすることが特徴です。
今回はご紹介いただいた7種類のシェリーから
3種類に挑戦してみました。
左から、
一番辛口の「フィノ」アルコール15度~18度、
琥珀色の「オロロソ」アルコール17度~22度、
甘口の「ペドロ・ヒメネス」アルコール15度~22度!
テイスティングしてみて、
編集部の口に一番合ったのは「ペドロ・ヒメネス」でした。
アルコール度数はかなり高かったのですが、
甘口なせいか、とても飲みやすかったです。
デザート感覚でバニラアイスにかけて食べてもGOOD。
辛口の「フィノ」はワイン感覚でお食事と合わせて
飲むには最適なシェリーですね。
こちらは「ベネンシアドール」の原田さん。
「ベネンシアドール」とは「ベネンシア」という
長い柄のある独特の杓(しゃく)を使って樽から
ワインを汲み出し、グラスに注ぐ優れた技術をもつ人のこと。
ベネンシアによって注がれるシェリーは空気に触れることで
一層香りを増すので、より美味しくなります。
シェリーの香ばしい味わい、クルミのような独特な香り、
ワインのように様々な種類があるので、ハマってしまいそうです。
たまにはいつものワインをシェリーに変えてみるのも
いかがでしょうか?
10月12日(日)にシェリーイベントが
ハイアット リージェンシー 東京で催されます。
シェリーのサービス、テイスティング、
ビュッフェ・ディナー、フラメンコ・ショーなど盛りだくさん。
是非ご参加してみてくださいね。
お問い合わせ:
シェリー委員会広報事務局
(株)インテグレートコミュニケーションズ
03-5464-2046
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