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傷だらけの男たち 記者会見レポート [教養・カルチャー]

7月7日から公開される映画「傷だらけの男たち」の記者会見に行ってきました。

今年のアカデミー賞に輝いた「ディパーテッド」は、香港映画「インファナル・アフェア」の
リメイク作品。
「傷だらけの男たち」は「インファナル・アフェア」の監督とスタッフが5年ぶりに集まって
作られました。
既にこの作品もハリウッドでのリメイクが決定していて、アンドリュー・ラウ作品への
世界の関心の高さがうかがえます。

主演はアジアを代表するスター、トニー・レオンと金城武。
実は記者会見にはトニー・レオンと金城武、アンドリュー・ラウ監督の3人が参加することに
なっていたのですが、トニー・レオンは現在撮っているの映画の撮影スケジュールが
悪天候のために押していて、残念ながら来日できず。
ロケ先の中国からビデオレターで参加しました。

このビデオレターの中のトニー・レオンが、まったくもって「素」も「素」!家庭用ビデオで、
ヘアメイクはもちろんなし、ちょっとシワが寄った私服(と思われる)シャツを着て、
「日本に行けなくてごめんなさい」と語りかける姿は、ある意味かなりのお宝映像(?)
映画の中の、傷ついた過去を持つベテラン刑事役とのギャップにビックリでした。

金城武演じるポンは、恋人を失った悲しみから立ち直れず、酒に溺れる毎日を送る元警官
という役どころ。

「撮影時のエピソードは?」という質問に対して、
毎朝セットに行くとお酒のボトルとグラスが用意されていて、まずお酒を飲んでから撮影を
スタートさせていたと答えていました。

本当にお酒を飲んで撮っていたなんて!さすが、ラウ監督。
お酒を飲んでなければ芝居がウソっぽくなるし、飲みすぎてしまっては芝居にならない。
その加減が難しかったそうです。

ここ数年、香港を舞台にした映画を見かける機会が少し減ってきていますが、これは久しぶりに
全編香港ロケの作品。
金城さん自身も香港での撮影は久しぶりだったそうで、香港の街の雰囲気を楽しんで欲しいと
話していました。

撮影中はずっと緊張していて、終わったときには自分が「傷だらけ」になってしまったという
ラウ監督。
トニー・レオンと金城武の2人を起用できたことに、とても満足しているとのこと。
優しそうな、穏やかな笑顔が印象的でした。

「インファナル・アフェア」は、まさしく男の世界!という映画でしたが、「傷だらけの男たち」では
主演2人の恋人たちが、出演シーンは少ないながらも大きな役割を担っていて、映画に
より一層深みを加えています。
いわゆる刑事モノ、犯罪モノの映画はあまり…という人も、きっと楽しめると思いますよ。

「傷だらけの男たち」
7月7日より全国ロードショー
http://www.drywhisky.com


2007-07-05 16:04  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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